痛々しい事故が毎日地元紙の1面、南魚沼トンネル爆発の記事。もう全国紙ではなんも取り上げられていないようだ。ガス災害の懸念を受けて着工ルート変更があったり、大雪の影響を受けての工事再開に向けて初日だったのだから作業環境を調査する日であっても良かったのに、やはり「測定もしていなかった」と報じられている。多くの自然ガスは無味無臭だから気付かなかっただろうな、痛まし過ぎる。
多分、背景は先日の高速バス事故と同じなんだろうな。気の毒に。大雪で大幅に延びた工期を急いで短縮しなければ採算が取れなくなるし作業環境の安全確認なんて二の次なのはかなり昔からだけど、最近一気に加速したのは、やっぱり小泉政権以降か・・・・とも感ずる。
原発事故でもなんでも「協力会社」とか濁すけど単なる「下請」だよ、その下請会社さえ常駐の社員は固定費増に繋がるから作業員などはさらに孫請けや一人職人などを回して現場をこなす。そう言う業界の構造は昔からだけど、ここまで安全確認を怠ると言うのは・・・・最近の事なんだろうな、ガスだけでなく二酸化炭素の窒息だってトンネル内はあり得るのだから。
だからバス事故も起きた。安かろう悪かろうも行き過ぎてお互いに首を閉め合ってる国内だ。運転じゃないけど見込みの大丈夫だろう運転では無く「かもしれない運転」で無くてはいけないのに。またこう言う事故は幾つも起きるだろうと考えてしまう、格安航空で騒ぐあれもいつか事故を起こすだろうな。