最近、池田先生からお借りしたオリビエ・メシアンの対談集をやっと読み始めた。CDはお借りして聞いて最初はライナーノーツとか読まないのだ、要らない先入観があるとよく分からなくなるから。随分むかし最初どこだかでメシアンを聞いた時「!」と思った。何でか知らないけど。
それをアルバムを聴いて鳥についてのピアノ作品集で!、なんか良いなと思ってたんである。そして本を読んでいたらなんと鳥類学者でもあり日本の造詣もとても深い事を知った。うっひゃ!。雅楽、能、狂言。日本人の宗教観や近代化、それにまつわるメシアンから見た日本の特異性など興味ある分野が沢山!。日本食についても詳しいし奥さんが天婦羅や数々の和食を勉強し作ってくれると言う。。。なんか寝かせておくと言いなと思う事が多々ある、ありがたいな。
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年が明けてからなんか日々ドタバタで音楽にじっくり時間が取れないし気もそぞろ。絵もなかなか描き始めるとシンドイしLessonの時弾いててうーんとか思うんだけどその分池田先生からいろいろ聴いた話は興味深いのです。今月はチェンバロ音色、奏法研究?にお誘いあってお話に参加とうか聞きに行ける事になった。クラシックは大昔に加藤さんの薦めがあって、聴き始めて、近代以降ドビュッシーやラヴェル、ストラヴィンスキーなどを良く好んで聴いてるんだけど古典も少しだけ面白い。バッハは別格に好きなんだけど確かにピアノ曲にするにはピアノは完璧な楽器過ぎて楽曲にあわない気がしてた。あの時代にもちろんピアノは無いからチェンバロなどの方が当然よく合うしピアノでは音の存在感が多過ぎて当時にピアノがあったならバッハは違う曲を描いたはずと思うんだ。
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そんな事考えてるとガットギターと言うのは繊細なちんこい楽器でポロンぽろんと儚い。武満徹さんがガットギターで作曲してたのも何となく分かる気がする。世の中にはいろいろな音楽や力任せの音楽もあるけど個人的には40歳過ぎてから特に好まないのか?いろいろ思って演奏力は落ちててまあそれも良いやと思いつつ基礎練習しないとなんであるのです。
クラシックギター自体、もの凄くマイナーな世界と思うんだけどソルとブローウェルは別格だなと思う訳です。演奏者はセコビアは儚く芯があるしイエペスは耽美、バルエコも凄いしうーん。
即興人生いろいろ浮き沈みあって面白い。いろいろ課題多し、自分の感じた音、追求してこつこつなのだ、あれこれするとろくな事が無い。はず :v