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人生のCanvas Part2 井上雄介のぼやき2



人質事件とその後に憂う

1月下旬退院して間もなくイスラム国での人質事件が起きた。結果、当初のイスラエルでの会見やエジプトでの声明、(安部・・・お前それはないだろ!)の思いのまま2人は殺害されてしまった。かねてからのでたらめ外交で世界中に金をばら撒き有名なのは米国債に50兆円も買うという、ばか者外遊外交をずっと危惧していた。夏ごろのシリアへの空爆は国際法違法性があると懸念されていたから有志連合なのにあの時期に世界各国から懸念もあったのに日本は空爆賛同表明も簡単に出す。

今日の2月上旬時点で後藤さんが殺害されてから1週間ちょっとなのに検証どころか世論操作って言うのは代わらず大したものだなと憂うし宰相として追悼するどころではなく、殺害される事件の最中に待ち望んで準備していたかのよう、矢継ぎ早に危険な政策がどんどん出てくる。昨日も降って沸いたODAの拡大解釈案である。どこからそんな話出たんだ?事件中から考えていなければそんな案は出ない。

人質解放には「全力を尽くす」を言っていたのも大嘘も露呈して何もしなかったことに全力を尽くしていた事も発覚もしているけど何も問われない。昨日の政府会見では検証委員会も政府設置のお仲間で検証すると言うでたらめさ。

感覚的に理解できないけれども自己責任を唱える国民も一定数いてそれを利用している。読売新聞の世論調査は恣意的なので信用に足らないけれども8割が自己責任を唱え、対応には5割以上が評価していると言うのにもうんざり。こう言った考え方は理解出来ないのだけれど無用は捨てる思想と他人の不幸を待ち望む風潮もここ数十年で顕著になってきた感がある。

これのどこが「美しい国」なんだろう、「おもてなし」の国なんだろう。

自己責任を唱える人の思考はそこで停止している、その危険性になぜ気づかないのだろう。結果はどうあれ時の政権、政府が全力を上げて邦人保護に努めるのは責務なのに自己責任で切り捨てるとそこで終わり国家の意のままの奴隷になることと同じくする。そこには当然民主主義などない。

やれる事はあったはず、例えば意図を違えて受け取られた人道支援を会見を開きメッセージとして発信する。有志連合であるオバマやキャメロンの発言は控えてもらう、当然だ、内政干渉だし国内の人命救出の問題だ。おそらく要求が変化したのは国民が騒ぐ要求は建前で他に国に要求していたこともあった想像も出来る。現に後藤さんの奥さんには昨年末にメールで要求が来ていた。しかし選挙を優先した。

  *

昨年ガザ地区へのイスラエルの容赦ない殺戮があった。あの時は世界中が非難し米国でさえもいまは距離を置いている。なのにのこのこ出かけ外遊する神経。この辺が世界の歴史音痴なのではないか。世界の3つの啓示宗教の問題は日本から見て学んでも心が納得しないほど難しい。キリスト教、ユダヤ教、イスラム教。紀元前から対立は始まりイスラム教は紀元600年ほどに発祥だったと思う。

絶えず宗教を軸に戦争が起こり領土の拡大や奪還を繰り返しその主張は各々の神は絶対であるからにして無常な時間の流れのまま1000年以上の対立が続く。当然今回のイスラム国の発言にあった十字軍もオスマン帝国のころから現代に至るまで定義はいろいろだろうけど何度も続く。

少し考えても気の遠くなる時間の中の宗教対立は日本では理解しにくいし、米国従属の日本ではどうしてもクリスマス商業主義などに見られるようにキリスト教感化が蔓延しているのでなお理解できない。例えばキリスト教の世界への布教は「与えに来ることはあっても学ぶことはない」を前提に世界中で行われてきた。宗教はそれぞれに正しいことがあり唯一神であると対立を生むのは必然なのだけれど、日本では理解できない。

聖書の創世記にあるように自然さえも神が7日で創った、その後の支配をするのは罪深き人間である。こんな考え方は日本やアジアには馴染まない。それがイスラムやユダヤでまた違う。そんな理解できない立場にいるからこそ八百万の神の国の民ならではの思いもあると思うのに経済宗教はびこる衰退日本では今回の事件、その後を見ても望むべく術も無いようで、全体主義がのごとく異を唱えるでもなくおとなしく羊になって独裁化している国家に従属する。

物事の熟慮が足りないからイランイラク戦争、湾岸戦争、イラク戦争とアフガン侵攻などの検証もなされていない。大量殺戮兵器は出なかった、フセインも殺された。アルカイダもソ連のアフガン侵攻後、アメリカのCIAが訓練した利用された民がアルカイダになりテロ後ビンラディンは殺害。その後の残党と欧米への反感などがイスラム国形成につながっていく。

まだ考えても終わりが見えない。空爆を繰り返しクルド人など米国が訓練し武器を供与して戦わせる。その構図はアルカイダのときと重なって見えるし、その背景には陸軍を派遣して犠牲が増えたらイラク戦争の批判に再度米国民が怒る懸念を避けてのことだ。

なのに日本は自衛隊派遣や憲法改正、ODAの拡大解釈や危険な方向に舵を向けている。8万人削減した米政府にとって実に都合がよく利用されていることを自己責任で思考を止めてしまう国民にはまったく見えていない。

将来にはアラブ系人口は世界人口の3割になる。欧州が感情的になるのは移民を受け入れ宗教上の慣習などからの対立も背景にある。でもアメリカ、イギリス以外の国では人質を解放できているのも事実。今回の「罪を償わせる」の安部の発言やオバマヤやキャメロンの賛同などを鑑みても自ら標的になることを国民に強いているのも批判されない。

殺害された人が英雄化されるのは政府にとって利用しやすいし危険なことも多いから良くないのだけれども、世界中で追悼された後藤さん自身が望んでいないと思う。ましてペンは剣より強いパワーで押すジャーナリズムでない悲惨な事実を伝え考えてもらう姿勢、後藤さんの望む訴え方が世界の共感を呼んだのではないかとさえ思う。

それなのに政府と官僚、ゆがんだ新自由主義で経済宗教に毒された国民は後藤さんが訴えたかったことと乖離している。故に日本の報道自由度は世界で60位程度にあり真実を捉え物を考えることが出来ない国民になっている、それが危険と思うまでまだどれだけの時間が必要なのかと思うと必要悪をまだまだ作り出してしまう方向に憂う。

ぜんぜんまとまらないけど腰限界 >_<


  *

腰痛日記
腰そろそろ限界、保存療法で改善が見られないので今週の検査開始を待とう!成功率は低くともこんな状態が続くなら手術いくらでもしてほしい。
by lifecanvas2 | 2015-02-11 11:17 | 日本システムの終焉
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