人生のCanvas Part2 井上雄介のぼやき2



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差別の国(続) 〜無関心は暴力より卑劣である ガンジー

ブログを書いたり多分サミットに配慮して隠滅させられる報道姿勢に嫌気がさすのか、今回の沖縄の強姦殺人事件でいろいろメッセージや私信をもらった。自分自身でも悲しくて気持ちもうまく整理出来ないしすべての問題はつながっている思いはあるから続きを書いておかないと。

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沖縄の問題に意識を持ったのはずいぶん遠い。最初は亡き父が単身赴任で沖縄に行ってた。その頃ちょうど音楽にハマりだしとにかくパンクロックや英国ロックは特にNo more warや平和や体制に抵抗、ちょっと洒落た音楽で知られるポール・ウェラーのジャム後のスタイル・カウンシルでも「ホワイト・ハウスに爆撃」という曲もあるくらい。時代はサッチャーが登場しレーガンや中曽根の新自由主義が始まる頃だった。そりゃ民主主義が進んだ先進国で抗議が起きるのはもっともだし新自由主義は戦争さえ認める力を持っている。

新自由主義は簡単にいえば大きな政府を止め小さな政府にして政府は社会に出来るだけ任せ自己責任で市場経済に任せる原理、ここで暴走しているからトランプのような人間とピケティなどのリベラルの抑制が「世界では議論」されているのだけれど・・・日本にはない。全く無い。なぜなのか、と言うより無関心でものを考え無いよう教育、思考の操作をされているのだからヤムを得ないんだと思う。

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戦争というのは異常な狂気を生む、例えば戦後70年を経て歪な方向に進んでいるけれども開戦前から日本自体狂気の状態にあり蛮行を行い、最終的には広島、長崎の原爆での大量の犠牲も招く。もちろん投下した米国の狂気もある。戦争は狂気な状態を生む。

今回の強姦事件、比較にならないけど思い浮かべる事件がある。何度も繰り返される大学ラグビーの部室などでの強姦事件。毎回起こるたびに、大きく鍛えた屈強なまだ若い輩が酔って女性を暴行する・・・なんて凄惨なんだろう、怖かっただろう・・・逃げられなかっただろう・・・と胸が詰まるのにに繰り返される。

集団や統率やチームワークなどの命令系統、大学を背負って対抗のプレッシャー、勝利したことへの優越感やいろいろ魔が潜み強姦という化物になって現れる。こう言う状態は研究されていて心理学にあるはずだけれどもこの状態は他にも見られる。警察の不祥事からスポーツ、オリンピックなどの各協会の腐敗、国技と言われる相撲でも。高校野球でも活躍しその後ちやほやされて人生を台無しに転落するのもいる。

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沖縄で日常的に繰り返される婦女暴行。そして今回の強姦後の殺害。そして犯人は自殺未遂の前での逮捕。翁長知事が言うように「基地がなければ起こらない」それは真実なんだ。基地が必要なのは国家同士の思惑であったり、ものも言えない日本や黙っている日本人がとうとう引き起こしまた繰り返されるという自分たちが加害者だと言う意識が少ない、そう思うと95年から自分自身も忘れてしまっていた問題に情けなく思う。

もちろん加害者も戦争の狂気が産んだ、ある意味、被害者で今回は日本で起きたけれども米国では日常的に事件がある。今は無人爆撃機があるからアメリカ本国の部屋で遠い国の人間をボタンで殺してしまう。誤爆もあるし女性、子どもも殺してしまう。CIAさえ殺してしまった。なので罪の意識に苛みPTSDになる人間も増えている。もちろん自殺者や犯罪に走る退役兵も大勢いる。

昨年もあったけれどもPKOの国連平和維持軍従事者が現地の女性を強姦していた報道もあったけれども己のこととして考えられない卑怯な国では想像力は働かないと思う。今回の事件の構図と酷似しているのに。なので、かねてから胸を痛めているシリアや中東の難民さえ受け入れる風潮さえ生まれないことにずっと胸を炒めてる。たった5000人の難民申請、都道府県で割ればたった200人程度なのに出来ない。そんな国だから人道支援と言葉のまやかしでODAなど世界で六価クロムなどの公害を起こしていることも知らない。

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お互い様、おかげ様、お世話様、ものを大事に、そう言う本来あった美しかったはずの日本文化はどこに行ったんだろう。沖縄の問題であればもっと考えればいろいろな考えも出るだろうし悲劇を繰り返さないためにも必要なのに、サミットのために尊い命と事件さえ抹消し伝えない国家、考えない市民。それは犠牲の屍の上を平気で歩くことなのに。これと似たことは東京の電車の人身事故を思い出す、アナウンスに流れうんざりする車内、命一つより自分の用事を優先させないといけない狂気の社会。人民統制の原則がある「武器を与えない、考える時間を与えない、金を与えない」いろいろ当てはまる。

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戻って新自由主義などだけど個人的に肯定する部分もあるしリベラルな部分もあって、そこには国家に従属しない依存しない形も模索する必要があると思ってる。例えば最近ん起きているフードバンクの草の根的な展開もそうだし、身近でいえば野菜の直売所ですらそう。日々の暮らしを思えば昔の知恵に学び、おかげ様お互い様、恵みに感謝して、もったいない=命を頂いて日々コツコツ生きる。シンプルなんだ。

原発事故以降の数年、そう言う経験をすることが出来た。地元の人も支援に来る人も身分も肩書も年齢も関係ない。あれだけの天災と事故だから人間ひとりでいきていけないから自然に手伝い助け合い感じて考えていろいろな日々過ぎていく、国家や経団連の経済なんてものは実際役立たないことが身に染みて分かる。

でも沖縄にせよ原発にせよ世界の戦争にせよ、、、考えて継続することがあまりにも無力だ。社会という巨獣に民は無力だ〜プラトン。太古の哲学者さえそう言うのだから、生きる苦しみ、人間の業を感じて背負って無関心でいないよう生きていくしか無いんだと思う。

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無関心は暴力より卑劣である ガンジー

たまに 忘れることもあるよね にんげんだもの みつお(嘘 ゆうすけ)



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by lifecanvas2 | 2016-05-23 06:56 | 振り返る事 | Comments(0)

差別の国 〜「みんな」が抱える闇

沖縄で痛ましい事件がまたもや起きた、記事で読むとなんども繰り返されるのに犠牲を沖縄に強いるのはどうなっているんだろう。「最低でも県外へ」訴えた鳩山元はおかしかったにせよ沖縄県民つまり国民の声を代弁した。その後大きな理想であったとしても今回の事件の前に国家、市民は犠牲を減らそうとプランBの策を考えなかった、ルーピー程度で萎縮し意見も言えなかった。となると市民、国民は同犯の加害者であると思うと哀しい気持ちでいっぱいだ。個人的に最低でも県外なら新潟でも良いと思うのに。

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最近、ちょっとしたことから差別の根について考える機会があって昔を思い出したことがいろいろあるからメモのように日記。子供の頃、坂本龍一のFMラジオ番組にデヴィッド・シルヴィアンがゲスト出演した。当時、映画「戦場のメリークリスマス」がカンヌ受賞でその後、同曲にシルヴィアンの詩と歌の「禁じられた色彩」をリリースしたばかりだった。

ゲストのシルヴィアンに最近どんな曲やどんな本を読んでいるとか言うような質問に「非色や三島由紀夫を読んでいる」ような話があってガツンとやられたような感覚だったのをなんとなく覚えてる。まだ小学生か中学生の頃だから海の向こうの音楽に憧れ、文化、文学は読んでても灯台下暗し、日本文学の古典を読んでいなかった、反省。慌てて有吉佐和子の「非色」や三島由紀夫など読んだ。非色、戦後の黒人米兵への売春を通し結婚しその後、渡米の話。子どもだったから衝撃だった。差別がいかに根深いものか・・・物語を通して感じるようになった。

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んで最近、Netflixでオレンジイズニューブラックを3まで見終えた。女性刑務所の様々な人種や思想、文化の違いや貧困や格差社会のアメリカ社会の今。ここまで描写して良いんだろうか?・・・と思うほど直球なドラマ。人種の坩堝というけど実際はそうでなくて区分というのかなそう言う形で社会を形成している。なんとなく知っていたのはたまに読む本で日米の人間形成の教育比較の書籍などがある。

興味深いのは、多様性をまず考える教育とスローガンなどのもとに集団一致を目指す教育。自律性もある。子育てでも考え方もあるだろうけど、よく日本だと「子どものために◯◯な未来を〜」などというけどそれにずっと違和感を持っている。おおよそバブルが弾けてから貨幣にしか価値を持たない社会はいじけているけど大人が生きている今のこの時間を謳歌出来ない問題、いろいろ世の中にある問題に気づき考えないし解決もしないでなぜ子どもに明るい未来が来るのだろうか。。

それが集団でものを言えない同調圧力であったり、昨今の安倍政権や震災、原発事故以降のものも言えない空気を読む社会、それが差別の温床になっていることに気づかない。今を生きる大人こそが感じている閉塞感、行き詰まり感を飲み込む社会、問題だらけを解決する努力も怠り、そんな状況で子どもに未来を託すことを愛情とは世界では言わない。諦めとガス抜きの現実逃避だけだ。

多様性の教育には人種や宗教、文化、もちろん障害すべて含む。それは過去の反省を繰り返さないと言うのもあるし問題に気づき解決するべき力が常にあるからだ。みんなとEveryoneの違い、みんなはある物差しにそった人間を指すけれどもEveryoneは沢山の物差しの数からまず認める大きな違い。だから物差しが違う分、衝突し理解をしようと努力し解決点をずっと考えていく。

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最近聞いた話で渡米した子どもが黒人と結婚するということで悩む方がいたという話を聞いた。島耕作の漫画であったり有吉佐和子の世界のそのまんまだけど、やっぱり「みんな」は差別を含むんだな・・・・と根深い気持ちになった。当の親たちが理解し賛成しても親戚は蔑み差別を言う、おおよそ先進国とは言いがたい人種差別があるのは哀しいキモチになる。お隣中国や韓国のことも理解しようとせず日本賛美の番組や風潮、オリンピックやスポーツに見られる異様なまでの集団同調と賛美で考えないのだから致し方無い民族なのかなとも思う。すがるべき拝金主義の経済も崩れかけなので、歪んだ自己肯定賛美はもはや気持ち悪い域にもなっている。じゃあそんなに賛美される国ならなぜ今回の事件は起きたんだ?

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沖縄の今回の事件、翁長知事の言うとおり「基地があるかぎり繰り返される」悲痛な叫び。大田知事の頃の小学生、強姦事件と変わらず繰り返され今回は殺されてしまった。沖縄の問題は根深いし、子買いの島という話もある。中学校までは各離島にあっても高校は本土にしか無いので高校で寮生活を送るけれども基地由来の様々な誘惑もあって道を踏み外してしまう背景がずっとあるということ。それ以前に子どもがいなくなると学校閉鎖で離島自体が無くなってしまうという危機感。

もう一つ軍の構成も問題で格差社会のアメリカで兵役志願も生活のためなど背景をいろいろ抱えている。議員などは経歴に箔をつけるために従事するけども一般兵は違う、ベトナム戦争からイラクやアフガン後の犠牲や帰還兵のPTSDなど自殺を考えても歪んでいる背景がある。

そう言う中での哀しい20歳の命が亡くなった事。根っこにはいくつもの差別が絡まっていると思うと繰り返さないためには沖縄に強いている犠牲を取り払う、差別を取り払わなくては行けないのに。経済やお金の前にそういうことを考えられないのは、文化、教育、習慣、無関心ならなんて卑怯な罪深い国や市民なんだろう。

「みんな」の幅を広げる、無関心でいないこと、理解をする努力を日々していかないと悲劇は何度も繰り返される、強姦事件も年間相変わらず減らない。東京や各地でそんな事件が起きたら大騒ぎするのに。そう言う空気読む社会なんか嫌だなあと思いながら、投稿!

〜現場行ってこよう、最近いそがしくて音楽に十分時間を取れてないけどこう言う事をコツコツ考えていくことも大事に思ってる。

合掌

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by lifecanvas2 | 2016-05-21 12:02 | 振り返る事 | Comments(0)


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